レグルスのハド風土記1【南石狩】
0.はじめに
40代道産子レトロゲーム愛好家、レグルスでございます。
「道産子」とは、もともと北海道の開拓に用いられた馬の種類の名前ですが、「○○県民」と同じような意味でも使います。北海道生まれ、北海道育ち、ということですね。
さて、今回は私がよく拝見するYouTubeで企画されている「レトロゲーム店舗巡り」をオマージュしようということで、北海道のハードオフ、ブックオフを巡ってみようと思います。
広大な敷地面積がある北海道、どれくらい店舗があるのか。
ブックオフとハードオフは併設されているところもあれば、別々なところもあるようです。上が札幌市近郊のハードオフ(黒)とブックオフ(青)。併設されているところはハードオフに含めました。下半分が全道の店舗所在地。すでに訪れたところには赤線を入れています。やはり人口の多い都市にある感じです。道北にお住まいの方は旭川まで出てこないといけないので、そこが辛いところ。
「え?県内でしょ。どこが辛いの?」
と思ったあなた。北海道を甘くみてはいけない。北端の稚内市から中央の旭川市まで241km。3時間58分かかります。
距離ベースで言うと「東京〜浜松(静岡)」とほぼ同じ。時間ベースで言うと「東京〜福島」とほぼ同じ。しかも、高速道路は途中までしかありません。これを辛いと言わない方は相当のドライブ好きです。
札幌近郊に住んでいる私としても、片道280kmある釧路の店舗にはそう簡単には行けないのであります。そんなわけで、第1回は札幌近郊の南石狩を回ることにしました。ちなみに、北海道は14の振興局という行政区分があります。ここでの「石狩」は、札幌市を含む「石狩振興局」のことです。(ちなみに、石狩市という市もあります。ここが他県の方にわかりにくいところ。)
1.ブックオフ恵庭バイパス店
ゲーム、フィギュア、その他もろもろぎっしりな感じです。探し甲斐がありそう。私のお目当て(ファミコン、スーパーファミコン)に関しても、プラケースに入った裸カセットが所狭しと置いてありました。一つ一つパッケージングされていないので、一瞬「ジャンク?」とおもいましたが違いました。状態はわかりやすい。さらに、その分のコストカットかはわかりませんが、他店より価格設定は低めです。ただ、個包装にこだわる方には向かないかも。
・購入品紹介
購入基準としては、「遊ぶ」≧「綺麗」≧「お得」の順で決めています。どんなに綺麗でも、遊ばないソフトは買わない。コレクターではないので。逆に、多少焼けていようとも遊ぶなら買いです。とくにスーパーファミコンカセットは経年劣化が現れやすいので、状態と「買いたい」の線引きが難しいところです(うまいこと韻踏んだ)。スパロボシリーズは好きなので集めたいところですが、状態と価格でこれ一本にしました。
2.ハードオフ恵庭店
外観の写真が撮れませんでしたが、ハードオフとオフハウスが併設されています。他のハードオフと同じく、裸ソフトは一つずつ包装されていました。ブックオフ恵庭バイパス店さんと比べるとゲームの品数は少なめですが、店内は80’sの音楽が時折流れており、レコードも豊富にある様子。好きな人にはたまらないでしょう。
・購入品紹介
というわけで、全て330円でした。この値段がほぼ底値だと思われます。(だから、さっきの290円は安かったと思う。)系列の店舗では220円という設定もありますが、ラベルの汚れや傷、ヤケなどの劣化は免れないかと。それを考えれば、この状態で330円は買いだと思います(Youtuberの皆さん、知識をありがとう)。
3.ブックオフ千歳サーモン橋店
何やら美味しそうな名前ですが、千歳といえばサケ科学館。道の駅にもなっていて、この日も混み合っていました。近くにサケを放流している川があり、そこにかかっている橋からの名前だと思います。店舗内部の写真はありませんが、まず、広い。そして、明るい。入店して左側にはプラモデルコーナーがあるのですが、またこれが映える!世代ではありませんが、うっかりガンダムバルバドスに手が伸びそうになりました。
・購入品紹介
はい、でました。定価越えとなっていましたが、即買いです。90〜00年代のKOEI作品が大好きな私。状態も悪くなく、ケース、説明書もついているということですぐ飛びつきました。残念ながらファミコン、スーパーファミコンのラインナップは少なかったです。ただ、書籍を中心に豊富なラインナップでしたので、近所に住んでいれば通いたくなるなお店でした。
第1回はここまで。夏休みも短いので、精力的に回っていこうと思います。
- 今回の購入数 6(FC:2、SFC:4、PS:1)
- 合計金額 4,090円
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おねだん以上? 〜レトロの価値〜
連休です。
暦通りの飛び石なので、特にどこに行くというわけでもなく、休みつつ休日出勤を満喫しています(矛盾)。
報われない毎日ですが、「これくらいは許されるだろう」ということで、近所のホビーオフさんに行ってきました。大都市圏のホビーオフさんに比べて、価格も品揃えも心もとないのですが、すぐ行けてすぐ買えるのはうれしいです。大体、首都圏に行くなら飛行機使わないと行けないし……orz
最近、よく見る動画に触発されているとも言えます。
まさにバイブル。
フジタさん、あんたは神や。やっぱり、苦労されている人は違う。私も見習って、コンセプトを持って購入してきました。
- ともかく遊べることが大事!したがってジャンクには手を出さない。
- お得かどうかは自分で決める。多少値が張っても欲しいものは欲しい。
- とは言え損はしたくないので、裸ソフトは基本500円以内で考える。
余談ですが、コレクターの皆さんは、それぞれに「欲しい」の基準があると思います。それこそ美術品のように「いい状態でそろえたい」という気持ちもすごくよくわかります。自分が大切にしているものって、独特の魅力がありますよね。私も「見た目重視」ではないですが、特に劣化したスーパーファミコンカセットを見ると、なんだか残念な気持ちになります。ファミコンカセットよりもヤケがひどいものが多い印象。あれは、仕方ないのでしょうかね。
では、今日の成果を紹介していきます。
1.桃太郎伝説(ハドソン):220円
多少汚れはあるものの、価格は納得の220円。なかなか入荷がなかったんですよ。それこそ今年に入ってからずっと探していたので、自分の需要からいうとこの価格はお得かな、と。
2.ファミリーサーキット(ナムコ):330円
箱、説明書付き。いわゆる「完品」ってやつですか?!とテンション上がりまくった1本。パッケージ内部の紙部分に多少凹凸あり。ただ、中の説明書もきれいでしっかり読めました。これなら飾っておいてもそれなりに見栄えがする。ちなみに、併設されているハードオフでは550円だった。それだけでもこっちがお得。
3.ザ・マネーゲーム(ソフエル):330円
謎。とにかく、「これ逃したら、しばらく会えないんじゃない?」って勘違いしちゃった1本。Amazon辺りでは普通に売っているみたいですが、1983年から今日までのゲームライフの中で、私は今日初めて出会いました。レアでもないけど、一般的でもない。少なくとも、私の友達でこのソフトを持っている人はいなかった。やるかどうかもわからないけど、購入。
4.フロントミッション(スクエア):550円
ちょっと購入を迷った1本。ひょっとしたらもう少し安く手に入るかもしれないけど、その昔、攻略途中で詰んだ借りを返すために購入。スーパーファミコンカセットって、どうしても真ん中の溝が汚れるんですよね。写真でもはっきりわかるくらい汚れがついていて、これが購入を迷わせたのですが、この程度なら何とかなるかと思って決断しました。他と比べてヤケも少なかったので。
5.エストポリス伝記Ⅱ(タイトー):880円
発見直後、「これ、本当か?」ってスマホで何度もググった1本。北京冬季五輪の後、羽生結弦選手が答えたインタビューに出てきた「あれ」です。「だとしたら、880円は安いんでないの?!」「いや、裸ソフトだからか?」「偽ソフト(いわゆる悪質コピー)だったらどうする?」とか様々な思いを巡らせましたが、思い切って購入しました。個人的にはシリーズものなら1から始めたいのですが、それに出会う自体レアなので2からでよし。ドラクエだってストーリーは3→1→2だし(何の根拠にもなってない)。
以上、5本で2,310円でした。自分の中では、いい買い物だったなぁと思っています。全く参考にはなりませんが、この5本を発売当初の定価で買うとしたら、
桃太郎伝説:5,800円
ファミリーサーキット:3,900円
ザ・マネーゲーム:5,900円
フロントミッション:11,400円
エストポリス伝記Ⅱ:9,980円
5本で36,980円。
まあ、それだけでもお得といえばお得。ということで、今宵も素敵なゲームライフを。
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やめられない、止まらない
年度末・年度始めが忙しく、ようやくここに戻ってこられました。一時期はドラクエ3、4とクリアし、5も連続でクリアするぞ!…という勢いもあったのですが、レトロゲームは一旦お休み。というのも、このゲームから離れられないのです。
「POKEMON LEGENDS アルセウス」。
2017年、バーチャルコンソール版「ポケットモンスターピカチュウ」から始めて、ほぼ全てのシリーズ(リメイク含む)を経験してきましたが、「ここまで進化したか」とハマりにハマっています。1月末発売なので、早い方でなくてもクリアしているプレーヤーが多いと思います。私はと言えば、ゆーーっくり。まったくシナリオが進みません。
というのも、自由度が非常に高いのです。「サン・ムーン」にもあった「ライド」システムが拡張していて、シナリオを進めると行ける場所がどんどん増えていきます。それに伴って、いわば寄り道ともいえるサブミッション(関節技じゃないですよ)も増えていきます。
また、ポケモン図鑑を完成させるということが従来作品よりも大切になっています。これがまた自分に合っていた。ふと気がつくとコンプを目指して、シナリオを進めていくのを忘れている自分がいます。
というわけで、しばらーくこのソフトを遊び尽くそうと思います。
では、今宵も素敵なゲームライフを。
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人生の、選択。【ドラゴンクエストⅤ】
3月。1日の公立高校を皮切りに、卒業式シーズンが始まりました。終わりと共に、新しい人生の始まりでもあります。今日は、そんな時期にピッタリ(?)なこちら。
エニックス不朽の名作、ドラゴンクエストⅤ。ネット上で度々行われるプレイランキング、人気ランキングともに上位に食い込む安定感。過去作との違いは数あれど、主人公が勇者じゃない(!)という設定に驚かされました。そして、父、自分、息子と三世代が紡ぐストーリーは、「一度プレイしただけでは満足できない!」という人が続出。仲間モンスター集めと共に「やりこみ勢」人口が大きく増えたタイトルではなかったでしょうか。
リリースされた1992年はスーパーファミコンというハードに、最も勢いがあった時期でした。
(こちら↓に記載があります)
この頃は、スクエアとエニックスはライバル会社。シリーズタイトルの参入時期でFFの後塵を拝したドラクエでしたが、新システムを武器に満を持して参入します。それを見た(かどうかは定かではありませんが、)スクエアが年末にFF5を持ってくるという激アツな展開。当時の子どもにどちらも選ぶお金はなく、親を味方につけるか、「ドラクエ派」「FF派」に分かれるかの選択を迫られた…というのも懐かしい思い出ですね。
(FF派の方はこちら↓)
さて、そんなドラクエ5ですが、スーパーファミコンの後もゲームバランスを調整しながらプレステ2、ニンテンドーDS、スマホアプリとリリースを繰り返していきます。個人的にはスマホ版を何度もクリアしたのですが、スーパーファミコン版は一度もクリアしたことがありませんでした。今回はぜひそのリベンジをしたいと思います。
以前のブログにも書いたのですが、なぜか今、自分の中には「ドラクエ旋風」が吹きまくっていて、この週末もⅣをクリアしたばかり。2022年の3ヵ月でⅢ→Ⅳ→Ⅴとプレイが進んでいます。この3作品は、自分の人生の中で最も熱くなったタイトルだっただけに、何度遊んでも飽きません。特に今回のⅤは、やるたびに「あの2択(3択)」で迷うところがいいですね。
さあ、今回はどちらを選ぶのか。
では、今宵も素敵なゲームライフを。
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ついに…!
我が家にも降臨しました。
「PoKeMon LEGENDS アルセウス」!
これを手に入れるために、リメイクのBDSPには手を出さず、1、2月の激務を耐え、ようやく今日の日を迎えることができました。感謝感激。
ただ、
年始から忙しかったのは事実ですが、今も年度末で十分忙しい。にもかかわらず、購入に踏み切ったのは理由があります。
『ポケットモンスター』シリーズ完全新作『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』が、2022年冬にNintendo Switchで発売決定!
— ポケモン公式ツイッター (@Pokemon_cojp) 2022年2月27日
オープンワールドで豊かに表現された新たな冒険の舞台で、まだ見ぬポケモンや人々との出会いがキミを待っているよ!https://t.co/tdDTMjTfpA #ポケモンSV pic.twitter.com/UG8qCvYub1
ぅぉおおおおおおおい!
何してくれてんじゃ!(歓喜)
…ってか、アルセウス、はよプレイせにゃ間に合わんじゃろがい!!(汗)
というわけで、慌ててヤマダ電機へ。仕事の関係もあり、平日はなかなかゲームのプレイが難しい私。さらに、プレイスタイルは寄り道じっくり派なので、クリアまでの時間はできるだけたっぷり欲しいのです。
一時期の品薄状態はすでに解消されていて、すんなり購入できました。ほぼ全作プレイしてきたポケモンファンとしては、あらたな世代の新作をやらないわけにはいきません。冬までにアルセウスをやり尽くして、スッキリした気持ちで第9世代を迎えたいと思います。
さて、アルセウスの内容ですが、ぜひプレイして体験してみてください。まだ数分しかやっていませんが、オープンワールド、クセになります。そして、私が最初に選んだ相棒は「ヒノアラシ」でした。純国産。というか、他の2体は過去作での思い入れが強すぎて選べません…。「ポケモン銀」をやったはるか昔に思いを馳せるあたり、ヒノアラシはこの作品にピッタリだと思います。
かわいいし。四足歩行。
そして二足になる。王道(?)の進化。
しばらくはこのソフトで、最新ゲームの醍醐味を堪能したいと思います。
では、今宵も素敵なゲームライフを。
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第5位!【ゴルフ】
北京五輪が閉幕しました。世間は何となくメダルに目が行きがちですが、個人的には8位までの「入賞」も立派な成績だと思います。そもそも、オリンピックに出るまでにどれほどのハードルをクリアしなければいけないか。出られただけで、まずは賞賛に値するのではないでしょうか。選手の皆さま、お疲れ様でした。
今日はそんな順位の話題から。検索エンジンで「ファミコンソフト 売上ランキング」と検索してみました。
参考:
- スーパーマリオブラザーズ
- スーパーマリオブラザーズ3
- ドラゴンクエスト3 そして伝説へ…
- ドラゴンクエスト4 導かれし者たち
そして映えある(?)第5位は!
任天堂、ゴルフ!
あの「ドラゴンクエスト2 悪霊の神々」を6位に抑えて、堂々のランクインです。現在はNintendo Switch onlineで遊ぶことができず、実機のみになっています。(実質的な次回作である「マリオオープンゴルフ」はプレイ可能)
今遊んでも十分楽しいソフトですが、1984年にして、現在に繋がる革新的なスタイルを確立したことにも価値があると思います。まず、「基本、ボタンを3回押すだけで良い」ことです。スイング始め、トップ、インパクトの3つがボタン1つで出来る。フックやスライスなどのショットコントロールも言わずもがな。このシステムは、(ゴルフゲームにおいて)令和の今でもほとんど変更がありません。
また、風やバンカーといった「気象・地形の影響を受ける」のも再現度が高い。風はランダムに発生し、強さや向きによって弾道に影響が出ます。「横風が強いからちょっとフック気味で打つか」なんていうプロ顔負けのプレイも楽しめるのです。ただ、どの程度影響があるかは打ってみないとわからない(画面には現れない)ので、それもある意味現実っぽいですよね。
ただ、あらためてプレイしてみると、ファミコン初期の作品だけに不便さも感じます。まず、「どのクラブがどれくらい飛ぶかは説明書を見て」な点。説明書には、各クラブ(アイアン)の飛距離目安が表になっていますが、ゲーム上では表示されません。最近のゴルフゲームだと「この辺に落ちるよ」みたいな目安が表示されますが、一切なし。また、距離表示がヤードではなくメートルという点も珍しいですね。さらに、今ボールがある位置からピンまでの距離が表示されない。ゴルフをリアルにやっている方にとっては、不便な仕様だと思います。「おいおい、グリーンまでどれくらいだよ」と。
ただ、現実のゴルフも(GPSを使わない限りは)残りの距離は「だいたい◯ヤードくらいですかね。」なんてことになりますし、自分の打った球がどこにいくかなんて、見当もつかないわけです。その意味では、十分現実に近い環境でプレイできる本作は、やはり名作といえるのではないでしょうか。
では、今宵も素敵なゲームライフを。
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99 or 1【テトリス】
Nintendo Switchのダウンロードソフト、「TETRIS 99」。99人での対戦というスリリングな展開を楽しんでいるユーザーの方も多いでしょう。私も、「もう少し(上手に)できるか?」と思っていたのですが、対戦環境だとまた違いますね。
さて、そんな名作ソフトのファミコン版はどうだったのでしょうか。今、振り返ってみます。
Wikipediaで調べると、版権の問題がいろいろあったらしいということがわかりました。「テトリスがメガドラで出るらしいぞ事件」も一部の方には思い出深いのではないでしょうか。もはや解説も必要ないのですが、画面上部から落ちてくるテトリミノを隙間なく敷き詰め、消していくゲームですね。一度に消したラインの数によって得点が変わっていきます。現行の(というかいくつかバージョンがあるので何とも言えませんが)テトリスと比べると、機能がシンプルなのもファミコン版の特徴です。
まず、ボタン設定が違います。Aボタンは一気に落下、十字キーの下で回転。これが結構キツい。落下速度を上げる機能がないのです。私の記憶では、ゲームボーイ版は既に「下ボタンで速く落下」「A、Bボタンで回転」になっていました。これに慣れていたため、何度も画像のようなことになってしまったのです。また、テトリミノを取っておく「keep」機能もありません。テトリス(4列消し)ができる棒は後で使って高得点を狙う、今使いたくないテトリミノをパスする、といったプレイもできません。そして、最もびっくりしたのが、テトリミノが現れる場所。何と、上端からちょい下に現れます(上の画像参照)。つまり、画面ギリギリまで積めないのです。なお、上まで積み上がってしまうとミス(ゲームオーバーではない)となり、残機が1減ってリスタートというのもファミコン版ならではです。
さて、一通りプレイしてみた感想ですが、……これを今、やる意味は…
今やると「非常に制限が多い」と感じます。ファミコン独特の画面と音楽が好きな方のみオススメします。ゲームとして純粋にテトリスを楽しみたい方は、今は「TETRIS 99」がいいかな、と。
レトロゲームファンとしては複雑な心境ですが、当時は間違いなくこれに熱狂していたので、どうかご容赦ください。
では、今宵も素敵なゲームライフを。
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