第5位!【ゴルフ】
北京五輪が閉幕しました。世間は何となくメダルに目が行きがちですが、個人的には8位までの「入賞」も立派な成績だと思います。そもそも、オリンピックに出るまでにどれほどのハードルをクリアしなければいけないか。出られただけで、まずは賞賛に値するのではないでしょうか。選手の皆さま、お疲れ様でした。
今日はそんな順位の話題から。検索エンジンで「ファミコンソフト 売上ランキング」と検索してみました。
参考:
- スーパーマリオブラザーズ
- スーパーマリオブラザーズ3
- ドラゴンクエスト3 そして伝説へ…
- ドラゴンクエスト4 導かれし者たち
そして映えある(?)第5位は!
任天堂、ゴルフ!
あの「ドラゴンクエスト2 悪霊の神々」を6位に抑えて、堂々のランクインです。現在はNintendo Switch onlineで遊ぶことができず、実機のみになっています。(実質的な次回作である「マリオオープンゴルフ」はプレイ可能)
今遊んでも十分楽しいソフトですが、1984年にして、現在に繋がる革新的なスタイルを確立したことにも価値があると思います。まず、「基本、ボタンを3回押すだけで良い」ことです。スイング始め、トップ、インパクトの3つがボタン1つで出来る。フックやスライスなどのショットコントロールも言わずもがな。このシステムは、(ゴルフゲームにおいて)令和の今でもほとんど変更がありません。
また、風やバンカーといった「気象・地形の影響を受ける」のも再現度が高い。風はランダムに発生し、強さや向きによって弾道に影響が出ます。「横風が強いからちょっとフック気味で打つか」なんていうプロ顔負けのプレイも楽しめるのです。ただ、どの程度影響があるかは打ってみないとわからない(画面には現れない)ので、それもある意味現実っぽいですよね。
ただ、あらためてプレイしてみると、ファミコン初期の作品だけに不便さも感じます。まず、「どのクラブがどれくらい飛ぶかは説明書を見て」な点。説明書には、各クラブ(アイアン)の飛距離目安が表になっていますが、ゲーム上では表示されません。最近のゴルフゲームだと「この辺に落ちるよ」みたいな目安が表示されますが、一切なし。また、距離表示がヤードではなくメートルという点も珍しいですね。さらに、今ボールがある位置からピンまでの距離が表示されない。ゴルフをリアルにやっている方にとっては、不便な仕様だと思います。「おいおい、グリーンまでどれくらいだよ」と。
ただ、現実のゴルフも(GPSを使わない限りは)残りの距離は「だいたい◯ヤードくらいですかね。」なんてことになりますし、自分の打った球がどこにいくかなんて、見当もつかないわけです。その意味では、十分現実に近い環境でプレイできる本作は、やはり名作といえるのではないでしょうか。
では、今宵も素敵なゲームライフを。
バナーの画像は、フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)さんからです。photo by すしぱく