好きなレトロゲーム10選!
秋の夜長も楽しめる季節になってきました。日々のストレスから解放される「推し」に没頭できるいい機会です。自称35年ゲーマーの私、ふりこ座が、自信をもって(自己満足的に)おすすめレトロゲーム10選を紹介します。版権の問題で実機でしか遊べないものもありますが、お気に召すものがありましたら、ぜひお近くのリサイクルショップなどを探してみてください。なお、レトロゲーム市場の一つ「バーチャルコンソール」がある「ニンテンドーeショップ」は、2022年1月18日から3DSとWiiUからのカード決済が使えないとか。
気になるタイトルがある方は、今後はプリペイドカードなどでチャージすることになるそうですのでお気を付けください。
では、目次です!(メーカー名はあえて発売当時の社名にしてあります。また、画像は全て私のプレイ中のソフトを撮影していますので、解像度や画角が甘いところがあります。お許しください。)
- グーニーズ
- くにおくんの時代劇だよ 全員集合!
- ゼルダの伝説1
- 北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ
- スターソルジャー
- ドラゴンクエスト
- 三国志Ⅳ
- FINAL FANTASY Ⅴ
- SUPER Street Fighter Ⅱ
- ダンジョンマスター
グーニーズ
言わずと知れたコナミの名作。ファミコン初期のソフトでありながら、主人公マイキーの操作性に変な慣性もなく快適です。2まで販売されましたが、版権の問題か、最近のコンテンツ化に至っていないのが残念。おすすめポイントは、クリアまでの時間が40分程度と短いことと、隠しアイテムや隠れキャラ(加点)探しが楽しいこと。サクッと遊べるテイストが、私は大好きです。
くにおくんの時代劇だよ 全員集合!
「熱血硬派くにおくん」といえばアーケード、という方も多いと思いますが、私の周囲では、当時ファミコンへ移植した後の3Dキャラが大人気でした。優しかった友達が、突然「硬派」を名乗り出したのも今は懐かしい(笑)。本作のポイントは、前作「大運動会」を踏襲したはちゃめちゃなアクションと、多彩な必殺技。設定によって協力も対戦もできるゲームシステムも画期的です。
ゼルダの伝説1
もはや解説も不要でしょう。今プレイしても、その謎解きとアクションには舌を巻く内容です。まさに夜長を共にするにふさわしい奥深さではないでしょうか。ちなみに、選んだ10本は、サウンド面でも大好きなソフトです。ゼルダのテーマに心が震える方も多いのでは?
北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ
堀井雄二 三部作、その2です。コマンド選択方式のアドベンチャーながら、話を進めるには「これも必要なの?」という要素がある奥深さ。三部作その1「ポートピア連続殺人事件」をプレイした方ならわかると思いますが、本作もニヤリとする堀井テイストがそこかしこに仕掛けられています。アドベンチャーというゲームの性格上多くは書けませんが、地元北海道が舞台になっているのは嬉しい限りです。でも、函館から知床まで一瞬では行けません(笑)
スターソルジャー
正直なところ、私はシューティングが苦手です。グラディウスも1面がやっとという腕なのですが、これは挑戦したくなる1本なのです。理由は2つ。音楽が素晴らしいのと、高橋名人に近づきたい。パワーアップして音楽が変わる、ってカッコいいじゃないですか。「よし、無双してやるぞ!」って気になるのです(そして撃沈)。また、現在もご活躍されている高橋名人。やはり今でも僕のヒーローですね。私のようにシューティングが苦手な方は、巻き戻し機能のあるニンテンドーオンラインでのプレイもあります。が、あえて使わない。連射機能のあるジョイカードも使わない。16連射に魅了された小学生だった私のこだわりです。
ドラゴンクエスト
過日飛び込んできたすぎやまこういち氏の訃報。いつかは…とはいえ、寂しさでいっぱいになりました。前後しますが、私は、東京五輪の「ドラゴンクエストマーチ」に感動のあまり号泣した1人です。さて、あえて1作目をおすすめするのは、やはり手軽に遊べるスケール感です。レベル上限が50までということや、街の数が(ドムドーラを含め)6つ、最初から見えているラストダンジョン(竜王の城)など、わかりやすさを全面に出したゲーム作りがうかがえます。今なら、「ふっかつのじゅもん」もスマホで撮影できますしね。
三国志Ⅳ
ここからスーパーファミコン。今ではやや下火になりましたが、三国志といえば1980〜2000年代のキラーコンテンツの一つでした。「火をつけるきっかけは光栄」と言っても過言ではないのではないでしょうか。「やはり初代だな」「いや、Ⅲが傑作」など、思い入れが強いだけに作品ごとにファン層が微妙に異なるという現象は、シリーズものあるある。リメイクや移植が一番多いのはⅢですが、私はⅣ推し。キャラクターに割り当てられた特殊能力によって、より細かな人員配置が楽しめるところと、それによってキャラ1人1人の個性がはっきりしたところが好きです。私も思い入れが強いので、これはまた別記事で紹介しようと思います。
FINAL FANTASY Ⅴ
かつて教わった大学の先生が、「幸福の条件とは」という課題に「(人生を)選べること」と答えていて、あまり真面目ではなかった学生の私も妙に納得したのを覚えています。「選べる」は楽しい、ということをFFシリーズで体現した一本がこの「Ⅴ」ではないでしょうか。Ⅲからのジョブをさらに発展させ、アビリティという特殊能力を身につけ、装備することができる、というシステムは画期的でした。あれだけ苦労したアビリティ選びでしたが、ラスボスには「あれ」と「あれ」とあのジョブだけがあればオッケーというのも、今となっては「お約束」として笑える思い出です。
SUPER Street Fighter Ⅱ
苦手その2。かつて「対戦台」なるものが出て一斉を風靡したゲームセンターで、私は「カモられる側」としての地位を確立しました(泣)。とにかく100円玉が吸い込まれていく。でもやりたい。そんな鬱々とした気持ちを吹き飛ばしてくれたのがこのソフトでした。初代もいいのですが、おすすめポイントはちょい甘めな入力設定。ゲーセンではあんなに出なかったヨガテレポートが、昇竜拳が、スーファミなら使い放題!「何ならスクリュー(パイルドライバー)だっていけるぞ!」と家で踊り上がったものです。ストーリーに飽きたら、トーナメントやイリミネーションなど、多彩なゲームモードも魅力です。
ダンジョンマスター
「もしも本当にダンジョンに潜ったらどうなるか?」私はこのソフトほど、それをリアルに表現したものを知りません。きっかけは学生時代に友人に勧められたことなのですが、以来20数年、ダンジョンに潜ってはニンマリしています。HP、MP(作中ではマナ)などはもちろん、動くたびに消費するスタミナ、食料、水のパラメーター。時間経過で薄暗くなっていく松明の明かり。壁にぶつかるとダメージ、敵は背後からも襲ってくる、足音が聞こえるなど、枚挙に遑(いとま)がないほどのリアル。これをスーパーファミコンでやってしまったのだから、当時の人たちはすごいなぁ、と思います。紹介のトリを飾るのにふさわしい、私の一推しです。
本当はもっと紹介したいところですが、あえて10本に絞り、メーカーの重なりがないように選びました。やり過ぎには気を付けて、これからも楽しみたいと思います。
バナーの画像は、フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)さんからです。photo by すしぱく